理系夫婦のうたたねブログ

理系夫婦が好きなことを書いていきます。たまに医学っぽいことを書いていますが、あくまで私見です。

お医者さんの作り方と失敗例

4週目終了しました。

肉体的にも精神的にも疲労しています。患者さんにも看護師さんにも先生にも怒られ続ける日々。みんな平気で続けてられるのがすごいなとおもいます。

 

今日はお医者さんの作り方についてです。

 

医学部を出て医師免許を取れば、医者になれます。(現行の研修制度ではこれだけではほとんど働けませんが)

どうすれば子供を医者にすることができるんでしょうか。こういうことを小さい子供を持つ親に聞くと、一定確率で「子供が医療に興味を持つような体験を」といった答えが返ってくると思います。それはとてもいいことです。もしそういう親御さんがいたとしたら、それを続ければいいと思います。純粋に人を救いたいと思える。それを医者になってからもずっと持ち続けられる。そういう人が医者になるべきです。

 

他にも方法がある気がします。僕が思う簡単な方法は「良い子」を作れば良いのです。倫理的に良い子かどうかはともかく親にとって「良い子」です。「良い子」は必死で親や周りの期待に応えようとします。その結果医者になる人って結構多い気がします。

 

でもこの方法はお勧めしません。この方法は子供が非常に悩みます。自分の価値観で人生を生きていないからです。そしてその子供がいつか自分の人生のことを考えたときに今までの人生に後悔してしまうかもしれないからです。

 

どうか、悩み多き医学生や医者が少しでも減りますように。僕はたくさん見てきました。

 

まだ悩んでいない人もいました。彼らや彼女らの方が不幸だと思います。考え始めた頃には、より戻れない時間が長いのですから。

 

でもこれはきっと余計な考えなのです。僕にとっての不幸と、他人にとっての不幸はまったく違う。周りの人からすると、僕はきっと不幸でしょう。それで良いです。

 

今の生活で僕は幸せなのです。