猫型研修医と線虫の日々

線虫好きな研修医が書いているブログ 医学的助言は行っていませんのでご注意を

論文紹介

背に腹はかえられぬ

本日も論文紹介 GWなので1日2時間ほどは論文読むのに使えて嬉しい Satiety behavior is regulated by ASI/ASH reciprocal antagonism Last authorはこないだ紹介した2008年に発表された論文のfirst authorですね。今は名古屋大学にいらっしゃるとのこと。 生…

睡眠という外界から遮断された状態

今日の論文はこちら Analysis of NPR-1 Reveals a Circuit Mechanism for Behavioral Quiescence in C. elegans 線虫の睡眠研究が盛り上がりを見せていた2013年の論文です。 私たちヒトも含め、生物は睡眠中に外界を認識することができません。外界を認識す…

便利なGMP

今日の論文は www.genetics.org です。2006年とだいぶ前の論文です。 cyclic GMPといえば細胞のシグナル伝達のセカンドメッセンジャーとして有名ですね。そしてPKGというとcGMPの下流に当たる分子ですが、この辺の経路は分子生物学のどの分野の論文を読んで…

食後は眠い

「春眠暁を覚えず」という言葉は春の朝寝の気持ち良さを表した言葉だと思っておりますが、春は食後の眠気もひとしおな気がします。最近は昼食をやや少なめにして、コーヒーを飲むことでなんとか昼食後の眠気と戦っています。 食後に眠くなるのは、小さい頃は…

寝る子は育つ(脳が)

久しぶりに論文紹介 A sleep state in Drosophila larvae required for neural stem cell proliferation 珍しくハエの(それも幼虫の)論文を読んでみました。 著者の中の1人、Raizen博士は2008年のNatureに載った線虫のLethargusが睡眠様行動であるという論文…

順遺伝学へのあこがれ

順遺伝学は僕のあこがれです。 なんてったって、研究をしているとどうしても付きまとう「仮説」というものから(ある程度)自由だからです。「仮説」というのは研究をするのに必要だけど、あると間違った方向に進んでいってしまうこともある気がするのです。P.…

線虫の死亡診断書

今日は論文紹介です。 Two forms of death in ageing Caenorhabditis elegans : Nature Communications 今週Nature Communicationsに出た論文を読んでみました。 僕は昔、医学を学べば少しは死についてもわかるのではないかと考えたことがありました。医師は…

上皮と睡眠

こんにちは ゴールデンウィークの目標はゆっくり眠ることです。 今日は論文紹介です。 Epidermal growth factor signaling induces behavioral quiescence in Caenorhabditis elegans という論文を紹介したいと思います。 EGF(epidermal growth factor)とい…

睡眠の引き金

今日紹介するのはこちら Sleep-active neuron specification and sleep induction require FLP-11 neuropeptides to systemically induce sleep eLifeに2016年に発表された論文です。 この論文の著者たちは2013年に An AP2 Transcription Factor Is Required…